kin's labo

SDGsと運動とPoints of Youで身体も心も健康に

高校でもSDGs

 特に高校でSDGsについて理解を深めるための教育を行っています。その一つを紹介します。

 

 東京都新宿区にある中高一貫校「海城中学高校」は今年度から、課外活動の一環で「SDGsゼミ」を開講している。今年1月からの3学期には、環境問題などに関心がある中学2年から高校1年の男子生徒13人が毎週木曜日の放課後に開かれるこのゼミに参加。昨年春から17の目標について調べてきた成果を基に、地球上の生態系が脅かされる現状について、ゲーム形式などで分かりやすく発表する手法を学んだ。今春以降は、これまでのゼミの成果を公開の場で披露することも検討中だ。
 3学期に取り上げたテーマの一つは「象牙」だ。アフリカの架空の国を舞台に、収入のために象牙を取る密猟者、アフリカゾウの数が減っている現状を嘆く環境NGO、売ってくれる人がいれば買い入れたい海外の取引業者の立場を生徒が演じ、象牙問題に対する理解を深めたという。
 また、生徒自ら考案したという「すしゲーム」では、マグロやブリなどのすしネタとなる魚を取る際の環境負荷について、独自のコスト分析を試みた。スーパーで売られている魚のパックに貼られた「エコラベル」から、乱獲を避けた漁法で資源管理された水産物であることを示す国際的な漁業認証など、持続可能な漁業について調べた。
 「今後は取材に基づき、現実に即した環境コストの計算ができるかが課題です」。同校の生物教諭、関口伸一さん(34)は話す。「身近な生活が、環境問題だけでなく人権や経済など、社会のさまざまな持続可能性とつながっていることを知ってほしい」と期待する。